エロ表現について考える

要するに、性行為をしない限り１８禁にはならないらしい。

「To Loveる」だって、「少年誌」というカテゴリにもかかわらず単行本で乳首を描いている。しかも加筆修正で。
わざわざ描き加えるとは、合法的なエロ本を販売して、エロ本を手に入れにくい小中学生を狙ってるとしか思えないのだが、どうだろう？
まぁ、「格闘対決」と「エロ」という、少年を釣りやすいえさで売りつづけることに方針転換した集英社はある意味賢いのかもしれない。

話は横道にそれたのだけれど、それを見てある程度水準を決めるとこうなる。

１８禁 - 性行為を直接描写する
１５歳以上向け - 乳首が見える。性器の描写はしない
一般向け - 上記２つの条件に一致しない

こんな感じだろうか？
まぁ、「１５歳以上向け」とわざわざ書いたのは、１５歳未満を禁止しているわけではないからなのだけれど普通に考えると、すごいのかもしれない。

これとは別に、ゲームソフトでもやはりそういう基準が設けられているわけで。
CERO（ゲーム倫理委員会……でいいのだろうか）である。

ここの設定にはエロ描写とかそういう物のほかに暴力描写や表現の問題があるようで、ＡとかＣとかで区切りをつけているのだけれど、実際問題これについて規制する動きはまったくない。
まぁ、間違いなく親に向けて発信する記号なのだけど、今日びゲームソフトを親に買ってきてもらうような子供は少ないだろう。
というか、高校入りたてでも私服でＰＣのエロゲー買いに行ったら売ってくれるような小売業者がＰＳ２みたいな家庭用ゲーム機について取り締まるわけがない。
そんなことするくらいなら、１本でもソフトを多く売って売上を上げたほうが店にとっては得だ。
POSで顧客管理してるだろうから、どんな客が買いに来たとかは把握しているだろうけど、そういう客を「その他」みたいなので分類してしまえば分からないわけだし。
それに、ＰＣゲームを移植したＤＶＤゲームについて、CEROは特にレーティングしてないみたいで、そっちはビデ倫とかソフ倫が見ているらしい。

……そういうのって、同じ機関がチェックしないでいいんだろうか？
「船頭多くして船山に登る」ではないのだけれど、組織としてスリムでないのはよくないと思うのだけど。

まぁ、私はもう１８歳以上だから、どんな法律にしようが「エロ表現禁止」にならないかぎりは構わないわけだけどね。
免許証見せろといわれたら見せればいいわけだし。
それでも、いくら表現の自由があるからって少年誌に乳首やら下着やらはよくないんじゃないだろうかって思う今日この頃。
せめて青年誌くらいからにしたほうがいいんじゃなかろうか。